鉄(ヘム鉄)不足とタンパク質不足

2021.09.21

健康な体を維持していくためにはビタミン、ミネラルをはじめ様々な栄養素が必要ですが、その中でもヘム鉄とタンパク質はかなり重要です。近年、とても多くなっているお子様の発達障がいですが、発達障がいと診断されたお子様のほとんどにヘム鉄不足タンパク質不足が起きているといわれています。

鉄は体内で非常に重要なミネラルの一つで、脳に酸素を運ぶ赤血球も「鉄」と「タンパク質」から構成されています。とくに鉄は「ヘム鉄」が重要ですが、腸の粘膜が荒れているとこれらの必要な栄養素も吸収できません。

お子様が「朝起きにくくなった」「疲れやすくなった」「集中力がなくなった」「運動のパフォーマンスが落ちた」など訴えたら鉄の不足があると考えていいでしょう。

鉄の吸収に不可欠なその他の栄養素

では単純に鉄分だけを摂取すればいいのか?といえば、そう単純ではありません。鉄の吸収には亜鉛、ビタミンB群、タンパク質なども深くかかわっています。

自律神経の調整に不可欠な栄養素

「鉄(ヘム鉄)」「ビタミン」「ミネラル」は自律神経の調節には必要不可欠な栄養素です。さらに発達障がい、不登校、多動症、大人のうつ病や自律神経失調症に深くかかわっている自律神経ですが、大きく分けて交感神経副交感神経があります。


この二つのバランスがうまくとれていれば上記の様なトラブルも起こりにくくなるのですが、この交感神経の神経伝達物質がGABA、アドレナリン、ノルアドレナリンで、バランスを取る役目がセロトニンです。

これらの物質はすべてタンパク質と鉄分や各種ビタミン、ミネラルを材料にして体内で合成されます。
食べ物から十分にこれらの栄養素が摂取されていないと、この神経伝達物質が合成できませんから、結果的に自律神経のトラブルを引き起こすのです。
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