スポーツで足首をひねった
足首を捻挫したが、中々良くならない
足首を捻挫した後、他の場所も痛くなってきた
足首をひねって腫れている
足首を捻挫して熱感がある
足首をひねって内出血している
足首をひねって痛くて歩けない
足首を捻挫して体重をかけると痛い
何とか試合に間に合わせたい
捻挫は損傷の程度により3段階に分けることができます。
1度損傷:運動時のみ痛みがある。
2度損傷:外側靭帯の部分損傷であり、中等度の痛み、腫脹、皮膚の変色、機能低下とストレステストにより不安定性あり。
3度損傷:外側靭帯の完全断裂であり、腓骨周囲に4cm以上の腫脹、変色、重大な機能低下と可動域低下、不安定性あり。
足関節捻挫には、発生機転から2つに分けられ、足首を内側にひねる“内反捻挫(ないはんねんざ)”、足首を外側にひねる“外反捻挫(がいはんねんざ)”があります。
内反捻挫
足首を内側に捻ってしまうもので、全体の約80%以上と圧倒的な割合を占めます。
これだけ割合が多いのは足関節の構造上内側の骨が短くなっていて外側より内側への可動域が広く捻りやすいためです。
足首を内側に捻ると主に外側に付着している靭帯が伸ばされて損傷してしまいます。
足関節の外側には主に前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の3つが存在します。この中で一番損傷しやすい靭帯が前距腓靭帯でその次に踵腓靭帯を損傷しやすく、最後の後距腓靭帯を損傷することは比較的稀です。
また内反捻挫でも足首の内側に痛みが出ることがありその場合捻挫の症状は強いことが多いです。
外反捻挫
こちらの捻挫は内反捻挫に比べて起こりづらいですが足首を外側に捻る事によって足首の内側の靭帯を損傷してしまいます。
内側の靭帯は主に三角靭帯と言われる強靭な靭帯が存在していて、この靭帯は外側の靭帯に比べて完全に断裂してしまうことは稀です。
ただ強靭すぎて靭帯の牽引力に負けて内果骨折を合併することがしばしばあるので注意が必要です。
外反捻挫の場合軽度のものであれば三角靭帯(内果の下方)に痛みや腫れが出るくらいですが重度の場合前述のように内果の剥離骨折や外果のやや上を骨折してしまうことがあるので要注意です。
当院の施術
まずは大切なRICE処置をご説明します。
RICE処置とは
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Rest(安静)
損傷部位の腫脹や血管・神経損傷を防ぐ目的で、患部を安静に保ちます。筋肉や関節の動きを抑えることによって内出血も抑えられます。
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Icing(冷却)
2次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えるため、患部を氷のうで冷却します。
15~20分冷却して患部の感覚が鈍くなったら外して、また痛みが出てきたら冷却することを繰り返します。
また、シップや冷えピタなどは深部のアイシング効果はなく、キズや水泡がある場合は皮膚を覆ってしまうことにより感染源となります。
皮膚が弱い方は湿布を貼ると皮膚がただれたり、ケロイドの様になって跡が残ったりします。
また、薬と同じで体内で解毒するため、腎臓や肝臓にかかる負担がすごく大きいです。湿布は副作用の方が強いので当院ではおススメはしません。
ケガの程度が強い場合は、痛みが強くアイシング時の感覚が鈍くなるため冷却しすぎて凍傷にならないように注意してください。
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Compression(圧迫)
患部の内出血や腫れを最小限に抑えるようにします。強い圧迫は循環障害をきたすので注意してください。
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Elevation(挙上)
腫れを抑えるために、患部を心臓より高い位置に挙上します。内出血や腫脹は筋肉の多い部位では吸収されやすくなります。
手足の末梢に広がると吸収は遅れるので、患部をできるだけ高い位置に置くことが重要です。
炎症期はこのRICE処置がすごく大切になります。
当院での治療は炎症を早く取る特殊な電気治療器や手技でずれた骨を元に戻す施術を行います。
周りの筋肉も緊張して固まっている場合は温熱器械を患部以外に使用します。
炎症が治まり、慢性になると超音波を患部にピンポイントで当て、足関節を動かしながらストレッチや関節可動域を広げる手技をしていきます。
捻挫で1回靭帯が伸びると中々元には戻りません。リハビリと応急処置がとても大切になります。
他院で数週間治療を受けても良くならなかった方が数回の施術で劇的に改善される例もたくさんあります。
私たちにお任せください!
足首捻挫でお悩みの方は、さくらの整骨院・整体院に是非ご来院ください!
福山、沼隈、尾道、東尾道、向島、因島、瀬戸田、府中市、御調、世羅の遠方からもたくさんご来院頂いております!
執筆者:柔道整復師 栄養カウンセラー/認定ONP・認定講師 さくらの整骨院 院長 髙橋英章
学生時代から腰痛に悩まされ数々の接骨院や整体を経験。
開業後は自身の患者としての経験を活かし、その場限りではなく根本的に痛みの出ない施術・身体づくりを提供している。
一般社団法人 オーソモレキュラー栄養医学研究所の栄養療法のカウンセラー資格である認定ONPを2020年福山市で初めて修得。2022年には広島県初となる認定講師の資格を修得。
栄養アドバイザーとして講演やセミナーにも力を入れている。(ONP =オーソモレキュラー ニュートリション プロフェッショナル)