肩の関節の様々なお悩み改善
主な原因は「肩関節の長期的な炎症」「姿勢不良」です。四十肩・五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」といい、肩の関節の様々なトラブルの総称です。病態も様々で、肩関節の炎症、石灰沈着、肩関節周囲の軟部組織の癒着、腱板(棘上筋や筋膜)の断裂、などが代表的です。
概ね40歳代以上の方に多いので四十肩、五十肩と呼ばれます。主な症状は「肩が上がらない」「夜中にうずいて目が覚める」「動かすと激痛」などがあります。
施術でのアプローチ
- 炎症が強い場合
症特殊な電気療法機器で炎症を鎮めます。
- 非炎症期
炎症期が過ぎれば超音波などの物理療法で患部の血行促進をはかり、肩の動きを取り戻すリハビリを行います。
- 組織の癒着
「肩関節周囲の軟部組織の癒着」が原因の場合は、特別なテクニックで癒着をはがしていくと肩の動きがスムーズになります。
- 激しい痛み
激しい痛みを伴う症状は「腱板断裂=肩のインナーマッスルの部分断裂」や「筋肉内の石灰沈着」が考えられますので、紹介状をお渡しして提携先の医療機関で精密検査を受けて頂くことも可能です。
- 全身調整法
その後のリハビリも、超音波や温熱療法機器を使った温熱療法と体のバランス改善のための「さくらの式全身調整法」を組み合わせて行います。
栄養学的アプローチ更年期の女性に多い「肩の石灰沈着での痛み」
※石灰沈着の症状には「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD」「タンパク質」が有効!
石灰沈着とは、体内や血液中にあるカルシウムが軟骨や血管の内壁にくっついてしまう状態で、非常に強い痛みを伴います。カルシウムは体内で骨の成分になったり、心臓や筋肉が動くためにとても重要なミネラルの一つです。
体内のカルシウムが最も貯蔵されている所は骨です。実は骨は「破骨細胞」という骨を壊す細胞と「骨芽細胞」という骨を作る細胞が働いて常に骨の吸収と形成を繰り返しています。つまり骨は毎日少しずつ生まれ変わっているんですね。
これらの細胞に働きかけて骨の吸収、形成に関与し血液中のカルシウム濃度を調整しているのが、甲状腺ホルモンや女性の場合は卵巣ホルモンの一種、いわゆる女性ホルモンの一種、「エストロゲン」です。更年期の女性に「骨粗鬆症」が多いのはこのエストロゲンが減って、破骨細胞の作用が異常に更新し、骨を壊す作用が増えるからです。