自閉症、多動症の改善に
2021.11.28
当院では一般的に「心のトラブル」という認識が強い小児期の「自閉症」「多動症」「起立性調節障害」「発達障害」「ADHD」、成人の「うつ」「パニック障害」「双極性障害」などにも対応しています。
先日、ご来院のあった6歳のお子様。
病院で「自閉症」「多動症」と診断されているそうで、
お母様からご相談を受けて施術を行いました。
特にいつも夜遅くまで起きていてなかなか寝てくれなくて、しかも度々目が覚めることがあるそうで、
お母様も落ち着いて睡眠がとれない状態という事でしたが、施術を行った日の夜は・・・。
「朝までぐっすり眠ってくれてビックリしました!」ととても嬉しいご報告を頂きました!
「整骨院でそんなことができるのか?」と思われる方がほとんどだと思いますが、
これらの症状に関与しているのが「自律神経」です。
「自律神経」交感神経と副交感神経の2種類あり、
主に「脳」を中枢とし、脊髄(背骨の中を通って)を通って身体中に分布しています。
自分の意思ではコントロールできない血圧、脈拍、消化吸収、呼吸、代謝、体温など生命にかかわる重要な役割を担っています。
当院の施術はこの「自律神経」に働きかける施術と「栄養学的アプローチ」で改善に導きます。
メインに行っている施術方法はお子様も施術中寝てしまうくらいのとても優しい刺激で、自律神経に働きかけます。
2回目の施術も「またやってほしい~!」とお子様自らベッドに上がってくれました。
カギとなるのは自律神経の神経伝達物質である、「セロトニン」「GABA」。
通常自律神経はシーソーの様なもので、交感神経=興奮。副交感神経=抑制 を担当しており、お互いがシーソーの様に上がったり下がったりしてバランスを取っています。
仕事で集中しているときやケンカをしているときは「交感神経が優位」な状態。
リラックスしているときは「副交感神経が優位」な状態。
そして、そのシーソーの真ん中でバランスを取っているのが「セロトニン」という物質です。
「幸せホルモン」としても有名ですね。
さらに「副交感神経」の神経伝達の役割をしてくれるのが「GABA」。
チョコレートに入っているので耳にしたことがあると思います。
実はこれらの神経伝達物質は体の中で「たんぱく質」「鉄」「ビタミンB群」などを材料として合成されます。
ですから「栄養学的アプローチ」が重要になってくるんですね。
つまり、自律神経系のトラブルの背景には「食べ物」と「栄養」が関与していることが多いんです。
たんなる「心の病」という認識が強いこれらのトラブルですが、
当院では分子整合栄養医学のアドバイザー資格を修得し、施術だけでなく栄養面からのアドバイスも行っています。
必要でしたらサプリメントのアドバイスも行っています。
詳しくは当院のHPの「神経系のトラブル」のページもご覧になってみてくださいね。